人の死と時間の流れについて話をしてみようと思います。
カンテレ・フジテレビ系で放送されていた「大豆田とわ子と三人の元夫」が面白くて、毎回楽しみに見ていました。
2021年5月25日に放送された第7話で興味深いセリフがあったので、ご紹介させて頂きます。
【登場人物】
大豆田とわ子(演・松たか子):3回結婚して3回離婚したバツ3・子持ち。住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長。明るく、お茶目で、どこかとぼけていて、ちょっとせっかち。
とわ子の幼馴染で親友の“かごめ”が、第6話で急死。
第7話は、かごめの死から1年後という設定。
小鳥遊大史(演・オダギリジョー):とわ子が公園で出会った数学好きの男。
顔見知りになったばかりで、お互いの名前もまだ知らない状況。
ここでご紹介するのは、とわ子が親友かごめの死をそこはかとなく悲しみ続けながらも、普段通りの日常生活を送っているやるせない気持ちを、小鳥遊に打ち明けた後に続く場面です。
とわ子「みんな言うんですよね。まだ若かったし、やり残したことがあったでしょうねって。
悔やまれますよね、残念ですよねって。そっか、そうだったのかな。
だったら私たち 何もべつに大人にならなくて良かったな。
ずっとあのままで良かったなって思うんですよね。
まあ そういうことをたまに思うっていうか」
小鳥遊「ないと思いますよ」
とわ子「はい?」
小鳥遊「いや、人間にはやり残したことなんてないと思います。
その人はあなたの幼馴染だったんですよね?」
とわ子「えぇ」
小鳥遊「じゃあ、10歳の時のかごめさんも、20歳の時のかごめさんも、30歳の時のかごめさんも知ってる」

小鳥遊「あの 過去とか未来とか現在とか、そういうのって、どっかの誰かが勝手に決めたものだと思うんです。

時間って べつに過ぎてゆくものじゃなくて場所っていうか、別の所にあるもんだと思うんです。
人間は現在だけを生きているんじゃない。
5歳 10歳 20歳 30 40
そのとき そのときを 人は懸命に生きてて
それは別に 過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて。
だから あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑っているし。
5歳のあなたと、5歳の彼女は、今でも手をつないでいて。

今からだって いつだって気持ちを伝えることができる。
人生って小説や映画じゃないもん。
幸せな結末も悲しい結末も、やり残したことも無い。

あるのはその人が、どういう人だったかっていうことだけです。
だから人生には2つルールがある。
亡くなった人を不幸だと思ってはならない。
生きている人は幸せを目指さなければならない。
人は時々寂しくなるけど、人生を楽しめる。
楽しんでいいに決まってる」
時間の概念が、とっても分かりやすくて良いなと思いました。
3次元の存在である私たちは、直線的(過去→現在→未来)にしか時間を体験できないだけで、実はあらゆる時間は同時に存在しているのです。
高次元(4次元、5次元・・・)の存在たちは、時間と空間を超越できるので、複数の場所に同時に存在することができます。
私も以前、このような時間の概念をブログに書いたことがあります⬇
だから、亡くなった方に「今からだって いつだって気持ちを伝えることができる」のは、本当です。
生きているうちに思いを伝えられなかったとか、死に目に会えなかったとか、自分を責める必要はありません。
私と同じように、親しい誰かを見送った方のお気持ちが、少しでも癒やされれば幸いです。
ちなみに、上記のセリフの中で、「生きている人は幸せを目指さなければならない」という部分だけ、私は賛同できません。
誰でも、幸せになる自由も、不幸せになる自由も、認められているはずなんです。
幸せを目指さなくちゃいけないなんて、息苦しいじゃないですか・・・😓💦
私だったら何て言うだろう・・・「生きている人は自分らしさを失ってはいけない」かな?
何気なく見始めたドラマですが、毎回楽しめました。
脚本の坂元裕二さん(2017年 カルテット)も素晴らしいですが、音楽の坂東祐大さん(2020年 美食探偵 明智五郎)も、以前から注目している方です。ぜひ、背景に流れている音楽にも注目してくださいね♪
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